コントロールが良くなる練習 少年野球
制球難で四死球連発
少年野球の試合でよくあるのが、投手の制球が荒れて四死球連発からの暴投で失点。
それが続いて野手も集中力が切れてエラーの連鎖。
ベンチからは『楽に投げろ』とか『とにかくストライクを投げろ』と声が飛んできます。
投げてる投手も、力まないようにとかフォームをしっかりとか意識して、何とかストライクを投げようと頑張ってるんですがどうにもならない。
何故ストライクが入らない
原因はいろいろあります。
メンタル的な要因。
コンディション的な要因。
技術的な要因。
他にも微妙な感覚のズレで荒れてしまう。
原 因
メンタル的な要因
試合の立ち上がりや、接戦など緊迫した状況に体が萎縮してしまう。
精神的な未熟さによるところが大きいでしょう。
投球練習では悪くないのに打者が立つと制球が乱れるのも精神的なものが原因でしょう。
コンディション的な要因
風邪や頭痛腹痛などの体調不良によるものであったり、疲労が原因であったり、普段の力が出せません。
技術的な要因
恐らく一番多いのがこれでしょう。
フォームが不安定だったり、リリースポイントがバラバラです。
下半身が弱くフラフラしてる事も多いです。
対策は?
メンタル
これは経験を積み重ねるとか、精神面を鍛えるしかないでしょう。
投球に限らず、スポーツでは過度の緊張は動きや反応を鈍らせます。
普段の学校生活で、積極的にクラス委員や児童会委員長に就き、人前に出て堂々と振る舞う訓練をしたらどうでしょうか?
何でもいいので自信をつけることです。
コンディション
少年野球とはいえ体調管理は自己責任です。
早寝早起き、三食しっかり食べる。
お父さんお母さんに全部頼るのではなく、寒かったり暑かったりする時は、自分でも服を一枚増やすとか減らすなど自己管理をしましょう。
日々の自主練もとても大切な事ですが、休養もとても大事です。
試合にベストコンディションで臨めるように照準を合わせましょう。
技術
練習あるのみですね。
監督やコーチの言う事を理解しようとする努力も大切です。
自分でも本や動画でいろいろ知識を深めると世界が広がります。
走り込みは下半身を強化しフォームに安定感がでます。
スタミナアップにもなりますし、走り込みは非常に大切です。
制球力に効果的な練習
正しい投球フォームを身に付ける以外に、具体的におすすめの練習を紹介します。
近距離的当て
ストライクゾーン程度の的を用意し、10メートルほどの距離から何球投げても殆ど外さなくなるくらい繰り返します。
全力投球でなくてもいいですが、スローボールではなく、しっかりとした投球で行います。
その後、1メートル距離を伸ばし、しっかり的に当たるようになる度に1メートルずつ距離を伸ばしていきます。
16メートル離れた頃には、中々のコントロールが身につくでしょう。
仰向けスロー
仰向けに寝て、真上に向かって軽く投げます。
投げたボールを投げた手でキャッチできるように意識して投げます。
仰向けのまま投げた手でキャッチするのを繰り返します。
指先の感覚が養えます。
肩や肘に負担が少ないうえに、家の中でも出来ますので、毎日行うことが出来ると思います。
どちらの練習も、1人で出来る練習ですので、是非一度試してみてはいかがでしょうか。