外野手の見せ場 少年野球と言えばライトゴロ
秋は新人戦の季節
少年野球でも5年生以下の新チームで新人戦に出場します。
新たなポジションになる選手や、補欠だった選手がレギュラーとしてポジションを与えられるでしょう。
選手それぞれにやりたいポジションがあるでしょうが、当然チーム事情や監督の起用次第では守りたいポジションではないポジションにつく事もあります。
内野を守りたいけど外野で起用されたり、投手をやりたいけど捕手になったりと、監督もチームの事を考えての起用ですので仕方ありません。
選手は与えられたポジションで一生懸命役割を果たすのみです。
上手な選手が内野?
内野手は打球が飛んでくる機会が多く、走者の行動次第では守備機会に絡む事が多いです。
ゴロ捕球が上手で守備範囲の広い選手は投手にとって心強い存在で、チームの勝利に大きく貢献するでしょう。
逆に内野手がポロポロしてたり、あっさり抜かれれば苦しい展開となってきます。
発育の個人差が大きい少年野球では、肩の強さや足の速さ等、運動能力の高い選手が投手や内野手になる事が多いです。
消去法で外野?
内野手に運動能力の高い選手を起用する事が多い少年野球では、低学年であったり、まだまだ上手とは言えない選手が外野を守る事があります。
多くの選手が所属していて選手同士の競争が活発で、それぞれの選手の個性に向いたポジションを考えられるチームでは別ですが、全学年合わせて10人20人のチームでは、上手い選手から内野に決まっていく傾向にあります。
野手は内野の方が人気?
野球はなんとなく投手や内野手が花形なイメージがあるような気がします。
初めから外野に憧れる子も多くいますが、内野手か外野手なら内野手の方が人気が高く思います。
外野手のビッグプレー
内野手に比べれば守備機会の少ない外野手。
しかし、アウトにした時、エラーをしてしまった時の、1つ1つのプレーが大きいのが外野手。
大きな飛球や間を抜けそうな飛球に追いついての捕球など長打を阻止し、進塁も最小限に抑えることになります。
逆に 飛球でもゴロでも後ろに晒したり、弾いてしまうと打者走者は二塁や三塁へ到達してしまいます。
外野ゴロを素早く捕球し走者を刺して失点を阻止すれば、打点1と同等の効果です。
格上のチームに勝つには、外野手の活躍が非常に大事です。
外野手の見せ場
外野ゴロを一塁に送球してアウト
ライト前ヒットを一塁へ送球してアウトにする、いわゆるライトゴロが多い少年野球。
ライトを守る選手の大きな役割の1つがライトゴロです。
ヒットをヒットではなくアウトにしてしまうわけですから、相手の気持ちを消沈させ、逆に自チームにはいい流れを持ってこれるビッグプレーです。
尚、肩に自信があれば、センターゴロやレフトゴロを狙えます。
外野手になったからには是非とも狙っていきたいプレーです。
本塁への送球
先程も言いましたが、外野手が本塁へ送球して走者を刺して失点を阻止する事は、打点1点と同じ効果です。
相手チームより1点でも多く得点した方が勝利となる球技において、1点を阻止する事は勝利に大きく貢献した事になります。
このプレーもピンチを脱した事で自チームが大いに盛り上がりますよね。
ヒット性の打球をキャッチ
抜けたら長打になりそうな打球をアウトにする。
長い距離を走って追いつき、ダイビングキャッチやスライディングキャッチ。
スタンディングでのキャッチで、たとえ無様に泥臭く転んだって、しっかり捕球してアウトにすれば、会場中に歓声と悲鳴が沸き起こり、仲間やベンチも最高の笑顔で迎えてくれるでしょう。
これこそが外野手の最大の見せ場と言えるでしょう。
どこを守っても主役
守備機会が多く目立つ内野手。
1つのプレーの影響が大きい外野手。
扇の要で司令塔の捕手。
試合を作る投手。
シナリオのない試合では、全てのポジションが主役です。
いつ打球が飛んできても状況に適切なプレーが出来るように、先ずは与えられたそれぞれのポジションの役割を覚えましょう。
もし、本当はやりたくないポジションだったとしても、チームの為に仕事を覚える事でそのポジションの魅力に気づくはずです。
与えられたポジションにプライドを持って頑張りましょう。