打撃力アップに効果的な練習 少年野球
チームによってカラーってありますよね。
毎年打撃力が良いチーム。
バントやエンドランを多用するチーム。
守備を鍛えあげてくるチーム。
バランスよく仕上げてくるチーム。
どれも大事で魅力的なチームです。
うちのチームは選手のタイプにもよりますが、なるべく走攻守投をバランスよく練習に組み込み、総合力を上げていくチームといったところです。
しかし打撃力がいいチームには非常に興味あるというか憧れます。
本当に強いチームは総合力もいいんですが、やはり良く打ちます。
県内の毎年県大会で上位に食い込み、何度も全国へ行っているチームも一人一人がよく打ちます。
そのチームと対戦する事もあり、たまには勝つ事もありますが、近年はかなりの割合で負け越しております。
どんな練習をしているのでしょうか?
監督さんやコーチさんに聞くと、休日の練習前や試合時間に余裕がある大会の時に行く前に、近くのバッティングセンターの開店前の1時間を貸し切り、打ち込んでいるそうです。
(そういうサービスがあるらしい)
そこでは、左右、センター返を順番に広角に打たせるそうで、最後に一番早いところで自由に思いっきり打たせるやり方をしてるそうです。
(バッティングセンター貸し切り、羨ましいです)
でも、そのチームで打撃力アップに一番効果があった練習は他にあるようです。
それは、ロングティーだそうです。
一塁線辺りからレフト方向に向かって、5箇所から6箇所ほどで行い、しっかりしたフェームで強い打球を意識させる。
この練習を取り入れてから毎回必ず行うそうで、打撃力が確実に上がるとおっしゃっていました。
このチームではロングティーを行う場合、球拾い役に守備練習を兼ねて子ども達に守らせるのはNGだそうです。
数カ所から打つため、当然ですが危険があります。
また、守らせた場合は大抵の場合に守ってる選手達がはしゃいでしまい、打つ方も段々と雑になってしまうんだとか。
守備をなくしてひたすら打つ事に集中し、全箇所ほぼ同時に終わるので、全球打ち終わったら全員で一斉に拾う事を徹底させるんだそうです。
うちのチームでも取り入れてみたところ、徐々に鋭い打球を多く打てるようになってきました。
自分が打った打球がどこまで飛んでいるかが把握できる事で、もっと遠くに飛ばしたい欲求が、遠くに飛ばすために工夫をする意識を芽生えさせます。
強く打つ事を意識して力み過ぎたり、腕の力だけに頼り過ぎて打球が思ったより飛ばずない。
それに気づき、下半身の使い方が自然に感覚で身についていくといった印象です。
普通のティーバッティングやフリー打撃で理論や理屈だけを説明する以上に、身につくのが早いですね。
他にもっと効果的な練習があるかもしれませんが、ロングティーもとてもいい練習だと思います。
是非、安全に気をつけて取り入れてみてはいかがでしょうか?